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都合良くシンプルという言葉を使わない

最近のウェブデザインの傾向と言えば、フラットデザインやレスポンシブウェブデザインの流れもあって、シンプルなモノが非常に多い。
どんなテイストのデザインも万能にこなせるわけではない僕にとって、このシンプル傾向は非常にありがたい。
でも都合良く「シンプル」という言葉を逃げ道にしてるんじゃないか?と自分に問うてみます。

シンプルなウェブデザインならではあるある

シンプルってなんとなくいい感じに聞こえてしまう魔法の言葉。
でも全てのケースにおいてシンプルにすることが正しいかと言えばそうではない。

冒頭でも書いたように最近のウェブデザインの傾向はシンプル。
このシンプル傾向はウェブデザインを、装飾をなくし写真・画像とテキストをレイアウトするというものにしてる。
これは後に控えてるコーディングという作業においても非常にやりやすいという利点もある。

ただ気を付けないと、この「シンプル」という名の下に、同じようなデザインのホームページが大量に出来上がってしまうという心配もある。
特に同じ人が作ったデザインであれば尚更そうなる可能性が高い。

ウェブデザインでクライアントを表現する

シンプルなデザインにすることでどれも似通った見た目のホームページになるとは言っても、大事なのはコンテンツ(中身)なんだしいいんじゃね?という考えもあるかと思いますが、はたしてそれでクライアントの想いや個性を表現できてるでしょうか?
シンプルなものって洗練されたイメージ、高級感、クールな印象があります。
でも中にはそれとは真逆なイメージを持ってほしいというケースもあるわけで。

先日スーパーに行った際に陳列棚の商品が少なくて、なんとなく寂しい感じがしたんです。
その時、あ〜、これってショッピングサイトも同じことが言えるんじゃね?って思って。
一部では楽天のデザインがシンプルでスッキリしたデザインになったら売れなくなるだろうって言われてるのがわかった気がしました。
あのゴチャっとしたデザインが賑やかさ、何でも売ってそう、ここなら安く買えそうという印象を与えてるんだなと。
だからと言って高級ブランド品を扱うショッピングサイトを同じようなデザインにしてはダメだと思いますけど。

ホームページのデザインを制作する人間は、クライアントを表現する代弁者であって、どうしたらクライアントが伝えたいことが伝わりやすくなるか?ということを考えていかなければならない。
そしてそれが必ずしも「シンプルなデザイン」にすることとは限らないなと。

シンプルを逃げ道にしない

ほんとシンプルってとても聞こえが良い言葉で、もちろん良い側面もたくさんあるんだけど、万能ではないということを自分に言い聞かせておきたい。
このブログを書くことで自分の中にも一筆刻んだことにする。今回は自分への戒めエントリー。
ここ数回デザイン関連のブログを書いてるけど、本当にデザインって奥が深い。
今さら気付いたんか!?って。はい、そのお言葉もしっかり刻んでおきます。

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